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▲24時間全館床暖房のすすめ
PTCと温水式床暖房との比較~ランニングコスト
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床暖房の敷設率の話
LDKの8畳だけ床暖房を入れるのは現実的ではありません。
リビングの8畳程のスペースに敷設率50%程のPTCヒーター床暖房を入れるケースがよくありますが、LDKのスペースは16畳位からが一般的ですから、16畳に8畳の半分の敷設率では25%しか放熱面積がありません。
これでは部屋は絶対に暖まりませんし、それは収納しなくてもいいホットカーペットと同じと言えるでしょう。
仮に部屋が暖まるように70%以上敷設したとします。16畳を暖めるには1500W/hは必要です。
PTCヒーターの場合だと1日8時間1ヵ月8千円以上の電気代になります。これでは24時間はとても使えないのではないでしょうか。
24時間使っても格段に安い温水式床暖房の方が断然お得でしょう。
<パイプ内臓マットタイプ敷設例:敷設率60.6%>
※あたたまらない
<パイプ分離式敷設例:敷設率78.4%>
全館床暖房の実例
ランニングコストの比較
※1月の一番寒い1週間、ガスの使用量を計測してみました。
1日10時間運転 | 24時間運転 |
1日5立方メートル | 1日6立方メートル |
※お風呂・洗面所・給湯・ガスコンロ等のガス使用も含めての測定です。
※値段にして1日あたり約100円程度しか違わないことが分かりました。(1ヶ月3,000円)
ヒートショック対策に全館床暖房
なぜ全館床暖房をお勧めするかというと、急激な家の中の温度差によるヒートショックを避けるためです。
洗面所や廊下は敷設率は下がりますが、図の様に床暖房を入れてあれば室内の温度差は少なくなります。
ヒートショックは10℃以上の温度差があると危険とされています。
そこでせっかくリビングに床暖房を入れるなら、トイレや玄関ホール洗面所に床暖房を入れて温度差対策をしてはいかがでしょう。
リビングの室温が20℃の時、洗面所などは15℃前後を保っていました。
したがってヒートショックの危険も少なくなります。
※ヒートショックとは、急激な温度変化による体への影響をいいます。温度変化の激しいところを移動すると血圧が急変し、脳卒中や心筋梗塞などにつながるおそれがあるとされています。
間欠運転の損な話
日本人は節約の為に暖房のスイッチをこまめに切る傾向があります。しかし、これですとせっかく暖めた熱を逃がしてしまいます。
北欧や北米の寒い地域の人達は、暖房シーズンになるとスイッチを入れっぱなしで冬を過ごします。
一見、エネルギーの無駄使いに思えるかもしれませんが、これは一度暖めた熱を出来るだけ逃がさないようにし、暖房シーズンを通して少ないエネルギーでゆっくり暖め続けるという知恵です。
床暖房の立ち上がりのランニングコストは安定時より数倍かかりますので、実際はこまめにスイッチを切るとかえって損をしている事が多いのです。
せっかく床暖房を入れるのでしたら、思い切って全館床暖房はどうですか?
家の温度差を少なくし、快適でお得で安心な生活をおすすめします。
間欠運転と24時間運転の比較 実際の例~軽井沢~
長野県軽井沢
暖房面積 | 1F…LDK25畳、和室7.5畳、洗面・トイレ・廊下5.5畳 計38畳 地下(埋設)…A室17畳、B室5.5畳 計22.5畳 総合計60.5畳 |
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その他の部屋 | 吹き抜けの2階に8畳のフリースペースと13畳の洋室 |
熱損失係数 | ログハウスなので不明 |
設計温度 | 設計外気温-10.1℃、室内温度18℃ |
熱源機 | 灯油炊きボイラー |
放熱パネル | M3080 発泡材Uターンパネル 温水パイプ13A |
パネル敷設率 | 約90%(床の間、薪ストーブ、キッチン下、洗面台下、便座下など未入) |
備考 | 暖房用ボイラーとは別に灯油炊き給湯用ボイラー使用。地下室床材タイル、キッチン大理石、リビング無垢フローリング |
○結果=24時間運転でも差はない。
低温で24時間運転で快適
平成20年1月
暖房時間 | 朝6時~夜10時までの16時間の間欠運転 |
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使用方法 | ○朝6時に使用温水60℃でタイマーセット。 ○寝室の地下から1階に6時半に上がると室温13℃位になっている。 ○7時頃18℃程になり以降45℃の温水を回し続け20℃~22℃の室温をキープする。 ○地下室の温度は暖房を入れなくても15℃位で安定している。 ○1週間に1日だけ温水を回し蓄熱すると室温25℃になる。 ○4日目で15℃に戻る。 ○2階の吹き抜けの8畳のスペースは、天井のシーリングファンを回すと1階と同じ温度になる。 ○13畳の洋室は吹き抜け側の窓とドアを開けておくと2℃位の温度差になる。 |
設定室温 | 20℃~22℃ |
灯油使用量 | 230㍑ |
感想 | 朝1階に上がった時に若干の肌寒さがある。 |
平成21年1月
暖房時間 | 24時間 |
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使用方法 | ○一晩中40℃の温水を回す。 ○朝6時半に1階に上がると室温15℃。 ○1時間程45℃の温水を回し室温18℃にする。 ○以降40℃に戻し18℃~20℃の室温をキープ出来た。 ○地下の蓄熱も前年同様の使い方をした。 |
設定室温 | 18℃~20℃(感想は18℃で充分快適) |
灯油使用量 | 236㍑ |
感想 | オーナーに無理にお願いして24時間温水を回してもらった。 最初は半信半疑の様子だったが、給湯と24時間全館暖房合わせてランニングコストが去年と変わらず15.000円で大変喜んでいた。 |
※早朝3時間、夕方から7時間の10時間運転の、1日2度の間欠運転でも同等の結果が出る。
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